March 01, 2007
救急車
普段は病状も安定し穏やかな患者さんが多い当院ですが、保険証のチェックやレセプト作業が目白押しななか、
ひさしぶりに緊急度が高い急変の患者さんがでました。
モニター!
挿管!吸引を!
救急車!
○○先生に連絡して!
ご家族を呼んでください!
ドラマに出てくるような緊張した空気が流れました。
携帯にでられなかった院長先生(非番)は、
私が救急車が来ないか様子を見るために入口のドアを開けたら
たまたま目の前を通りかかっていました。(^^;
状況を話すと、靴もコートも脱ぎ捨てて患者さんの所へ
走っていきました。
今回は受け入れ先の病院やご家族に
不思議なくらいすばやく連絡がついて、
患者さんは一命を取り留めました。
もし、具合が悪くなったのが、自宅や外出先だったら。。。
もし、様子が違うのを気がつくのが遅かったら。。。
そして、もう少し救急車がつくのが遅かったら、
結果は違っていたでしょう。
普通に生活をしていると、救急車を呼んだ経験がある人は
少ないと思います。
119番にかけると、まず火事か救急か聞かれます。
そして、患者さんの情報を聞かれます。
年齢などの基本的な情報、既往歴、
搬送する医療機関が決まっているかなど。
一度電話を切ったあと、救急隊から電話がある場合もあります。
こういう時の1分はとても長く感じます。
緊急のときは、とにかく早く来てほしい訳です。
説明するのも大変で、まずどれだけ緊急度が高いかを伝えないと、
なかなか救急車を回してもらえませんし、
そもそも近くに救急車がなければ時間がかかります。
実は当院のすぐ近くに消防署があるのですが、
到着までにけっこうかかりました。
ほんとにほんとにお願い。
元気な人は救急車をタクシーがわりに使わないで。。。
23:14:57 |
rachel |
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